オリーブオイルの酸化
オリーブオイルは比較的酸化しにくい油ですが、保存状態や時間によって酸化・劣化します。
「食べない方がよい状態」は主に匂い・味・見た目で判断できます。
1. 匂いが油臭い(最もわかりやすい)
酸化したオイルは次のような匂いになります。
-
古い油の匂い
-
クレヨンのような匂い
-
段ボール・紙のような匂い
-
油が焼けたような匂い
新鮮なオリーブオイルは
-
青い草
-
トマトの葉
-
フルーツ
のような香りがあります。
これが消えて**「油の匂いしかしない」**場合は劣化しています。
2. 味がベタっとして重い
酸化すると味も変わります。
正常なオリーブオイル
-
フレッシュ
-
少し苦味
-
少し辛味
酸化したオイル
-
油っぽいだけ
-
舌にまとわりつく
-
苦味が不快
3. 色が濁る・茶色っぽい
新しいオリーブオイルは
- 緑〜黄金色
劣化すると
-
茶色っぽくなる
-
透明感がなくなる
※ただし冷蔵庫に入れると白く固まることがありますが、これは酸化ではありません。
4. 開封して長期間たっている
目安
| 状態 | 目安 |
|---|---|
| 未開封 | 1〜2年 |
| 開封後 | 2〜3ヶ月が理想 |
| 6ヶ月以上 | 劣化している可能性大 |
特に
-
光
-
空気
-
高温
で酸化が進みます。
5. 喉がイガイガしない
新鮮なエクストラバージンオリーブオイルは
- 喉にピリッと刺激
があります。
これはポリフェノールによるものです。
刺激が完全に消えている場合
→かなり劣化していることが多いです。
食べても危険?
酸化オイルは通常
- すぐに中毒にはならない
ですが
-
過酸化脂質
-
体の炎症
-
老化促進
につながる可能性があります。
💡 簡単チェック方法(プロがやる方法)
-
小皿に少し出す
-
手で温める
-
香りを嗅ぐ
「草の香りがするか?」
これでほぼ判断できます。
世界の料理人やオリーブオイルのテイスターがやる
「3秒で本物か判断する方法」はとてもシンプルです。
プロはこれをテイスティングテストと呼びます。
① 手のひらで温めて香りを嗅ぐ(3秒テスト)
方法
-
小さじ1くらいを手のひらに出す
-
もう片方の手で軽くこすって温める
-
すぐ匂いを嗅ぐ
本物の エクストラバージンオリーブオイル は
-
青い草
-
トマトの葉
-
青リンゴ
-
アーモンド
のような植物の香りがします。
偽物や劣化油は
-
ほぼ無臭
-
油の匂いだけ
-
クレヨンの匂い
になります。
👉 香りが植物っぽいかどうかが最大の判断ポイント
② 喉の「ピリッ」で判断
プロはこれを
**「オリーブオイルの咳テスト」**と呼びます。
やり方
-
少量を口に入れる
-
空気を少し吸う
-
飲み込む
本物は
-
喉がピリッとする
-
軽く咳が出ることもある
これは
**ポリフェノール(抗酸化物質)**の刺激です。
逆に
-
まろやかすぎる
-
刺激ゼロ
→ 精製油が混ざっている可能性。
③ 冷蔵庫テスト(簡易)
家庭でよく言われる方法。
冷蔵庫に入れると
本物
- 白く固まる
偽物
- 固まらない
ただしこれは完全な判定ではありません。
オリーブの品種で変わるからです。
④ ラベルで分かるプロのチェック
料理人はここを見ます。
良いオイルの表示
-
収穫年(Harvest Date)
-
産地(単一地域)
-
コールドプレス
ブランド名より
👉 収穫年が書いてあるかが重要です。
⑤ 世界の料理人が避けるオイル
料理人が避けるもの
-
透明ボトル
-
2L以上の安い大容量
-
「ピュアオリーブオイル」
特に
ピュアオリーブオイル は
精製油が混ざったものなので
料理人は基本使いません。
実は世界で問題になっていること
オリーブオイル業界では
「オリーブオイル詐欺」
が有名です。
EU調査では
- 約 30〜60%が混合油
とも言われています。
料理人やテイスティング機関がよく挙げる
**「スーパーで買える本物に近いオリーブオイル」**をまとめると次のようになります。
(※世界の料理人・食品メディア・品質テストなどでよく推薦されるもの)
料理人がよく買うスーパーオリーブオイルTOP10
① California Olive Ranch
-
シェフの推薦で最も多いブランド
-
明るくフレッシュで胡椒のような辛味
-
第三者認証あり
-
世界的に「スーパーの優等生」
👉 多くのシェフが一番バランスが良いと評価 (Yahoo!)
② Kirkland Signature Organic Extra Virgin Olive Oil
-
Costcoブランド
-
有機・PDO認証
-
価格と品質のバランスが非常に高い
👉 テストでも本物率が高いと言われる (Olivea)
③ Filippo Berio Extra Virgin Olive Oil
-
世界で最も流通している老舗
-
料理人の調査でも人気
-
炒め物からドレッシングまで万能 (EatingWell)
④ Colavita Extra Virgin Olive Oil
-
イタリアの有名ブランド
-
レストランでも使用率が高い
-
香りが安定している
⑤ Lucini Premium Select Extra Virgin Olive Oil
-
高品質ラインのスーパー油
-
トスカーナ産
-
ドレッシング用として人気
⑥ Farchioni Il Casolare Extra Virgin Olive Oil
-
食品評論家のテストでも評価
-
草の香り+胡椒の後味が特徴 (ガーディアン)
⑦ Pompeian Extra Virgin Olive Oil
-
アメリカ最大級ブランド
-
農家協同組合型
-
スーパーで入手しやすい (ニューヨーク・ポスト)
⑧ Belazu Single Origin Extra Virgin Olive Oil
-
ミシュラン系シェフが推薦
-
単一産地の品質重視オイル (London Mail)
⑨ Kalios Early Harvest Olive Oil
-
ギリシャの高品質ブランド
-
フルーティーで強いポリフェノール (London Mail)
⑩ Château d’Estoublon Olive Oil
-
フランス高級オイル
-
オーガニック栽培
-
グルメ系料理人が好む (London Mail)
料理人が「買ってはいけない」と言う特徴
本物の確率が低いもの
-
透明ボトル
-
1000円以下の激安
-
収穫年が書いてない
-
「Pure Olive Oil」
プロはほぼ
エクストラバージンオリーブオイル
しか使いません。
💡実は重要な事実
世界の研究では
スーパーのオリーブオイルの30〜60%が偽物・混合油
と言われることがあります。
世界のオリーブオイル品評会(特に東京の国際大会 OLIVE JAPAN や世界ランキング)で評価が高く、日本でも輸入通販や高級スーパーで買える「世界トップクラス」のオリーブオイルをまとめました。
実は海外直輸入だとスーパーより安いことも多いです。
日本で買える世界最高レベルオリーブオイルTOP5
① Castillo de Canena(スペイン)
-
世界ランキング常連
-
国際大会で100点評価も獲得
-
ポリフェノールが非常に高い
-
青トマト・ハーブの香り
👉 世界トップクラスのEVOO
世界的ガイドで最高評価を獲得しています。 (Castillo de Canena)
② Oro Bailén(スペイン)
-
世界大会で受賞多数
-
日本の国際大会でも金賞
-
ピリッと辛味が強い本格タイプ
👉 シェフ人気が非常に高い
③ Finca La Torre(スペイン)
-
世界ランキング上位
-
有機栽培
-
フルーティーで複雑な香り
👉 世界ランキングでも上位常連
(WBOO)
④ Rincon de la Subbética(スペイン)
-
世界ランキング 1位の実績
-
オーガニック
-
非常に香りが強い
👉 世界一になったオイル
(WBOO)
⑤ Frantoio Muraglia(イタリア)
-
高級レストランでよく使われる
-
アーモンドや青リンゴの香り
-
バランス型
👉 トップ評価リスト入り
(Alibaba)
日本で「最強クラス」の国産オイル
実は日本でも世界大会で評価されています。
香川県 小豆島
代表例
-
八木農園
-
小豆島岬工房
-
山田オリーブ園
国際大会で金賞を取っています。 (JOOTA Awards)
料理人が実際に買う「最強の選び方」
世界のシェフはこの3つを見ます。
① 収穫年(Harvest Date)
② 単一農園(Single Estate)
③ 早摘み(Early Harvest)
この3つが揃うと
👉 ほぼ確実に高品質
💡ちなみに
オリーブオイル好きの料理人が言う
「健康効果が最も高いオリーブオイル品種TOP5」
というランキングもあります。
実は普通のオリーブオイルの5〜10倍ポリフェノールがある種類があります。
オリーブオイルの健康効果は主に
ポリフェノール(抗酸化物質)量で決まります。
そのため、世界の研究やテイスターの間では
「ポリフェノールが特に多い品種」=健康効果が高い
とされています。
健康効果が高いオリーブオイル品種 TOP5
① Koroneiki(コロネイキ)
原産:ギリシャ
特徴
-
世界トップレベルのポリフェノール
-
非常に酸化しにくい
-
青い草・ハーブの香り
健康面
-
抗炎症
-
心血管保護
👉 世界の健康志向オイルの代表品種
② Picual(ピクアル)
原産:スペイン
特徴
-
ポリフェノールが非常に多い
-
酸化耐性が最強クラス
健康面
-
LDLコレステロール低下
-
抗酸化作用
👉 世界で最も栽培面積が多い品種
③ Coratina(コラティーナ)
原産:イタリア
特徴
-
ポリフェノールが特に高い
-
非常に強い辛味
健康面
-
抗炎症
-
強い抗酸化
👉 健康目的ならトップクラス
④ Hojiblanca(オヒブランカ)
原産:スペイン
特徴
-
バランス型
-
ポリフェノール多め
健康面
-
心血管保護
-
抗酸化
⑤ Arbequina(アルベキーナ)
原産:スペイン
特徴
-
フルーティーで飲みやすい
-
ポリフェノールは中程度
健康面
-
消化が良い
-
胃に優しい
世界の研究で言われる「最強健康オイル」
健康目的なら
👉 Koroneiki
👉 Coratina
👉 Picual
この3種類がトップクラスです。
本当に健康効果が高いオイルの特徴
健康オイルは次の条件があります。
-
早摘み(Early Harvest)
-
エクストラバージン
-
低酸度
このタイプは
ポリフェノールが普通のオイルの2〜5倍
になることがあります。
💡実はオリーブオイルには
「薬レベル」と言われる特殊オイルがあります。
ポリフェノールが普通の
10〜20倍のものです。
世界では
「スプーン1杯で薬代わり」
と言われています。
もし興味があれば
世界で一番健康効果が高いオリーブオイルTOP3(医学研究レベル)
も紹介できます。
医学研究では、ポリフェノール(特にオレオカンタールなど)含有量が極めて高いエクストラバージンオリーブオイルが、健康効果の面で注目されています。
EUでは オリーブポリフェノールが 250 mg/kg 以上あると「健康効果表示」が認められますが、研究用オイルは 1000 mg/kg以上になることもあります。
その中でも、研究者や栄養学者がよく例に出す「医学研究レベル」のオイルは次の3つです。
世界で健康効果が最も高いオリーブオイル TOP3
① The Governor Premium Extra Virgin Olive Oil
原産:ギリシャ
特徴
-
ポリフェノール 1000〜2000 mg/kg以上
-
世界でもトップクラス
-
早摘み(early harvest)
健康研究
-
抗炎症作用
-
神経保護
-
心血管疾患リスク低減
👉 多くの栄養学研究で「医療グレード」と言われることがあります。
② Pamako High Phenolic Olive Oil
原産:クレタ島
特徴
-
ポリフェノール 1500 mg/kg以上のロットあり
-
古代品種「Tsounati」使用
健康研究
-
抗酸化作用
-
アルツハイマー研究で注目
-
強い抗炎症
👉 医学研究用として使われることもあります。
③ Daphnis and Chloe High Phenolic Olive Oil
原産:ギリシャ
特徴
-
非常に高いオレオカンタール
-
早摘みコロネイキ品種
健康研究
-
抗炎症
-
神経保護
-
抗酸化
なぜこれらが「医療レベル」なのか
普通のオリーブオイル
- ポリフェノール
100〜300 mg/kg
高ポリフェノールオイル
- 1000〜2000 mg/kg
つまり
👉 5〜10倍以上
抗炎症成分 オレオカンタール は
鎮痛薬 イブプロフェン に似た作用を持つことが研究で知られています。
医学研究で期待されている効果
高ポリフェノールオイルは研究で
-
心血管疾患予防
-
動脈硬化予防
-
抗炎症
-
神経保護
-
認知症予防
などの可能性が研究されています。
💡ちなみに
世界の栄養学者がよく紹介するのは
「毎日スプーン1杯のエクストラバージンオリーブオイル」
という習慣です。
もしよければ、
**「世界の長寿地域(地中海・ブルーゾーン)が実際に使うオリーブオイルの食べ方5つ」**も紹介できます。これはかなり面白いです。
世界の長寿地域(いわゆる ブルーゾーン)では、オリーブオイルは「調味料」ではなく毎日の主食レベルの脂質として使われます。
ブルーゾーン研究で知られる Dan Buettner が調査した地域には、サルデーニャ島、イカリア島、クレタ島 などがあります。
その地域で実際に行われているオリーブオイルの食べ方をまとめると次の5つです。
長寿地域のオリーブオイルの食べ方5つ
① パンにたっぷりつける
地中海ではバターの代わりに
-
パン
-
塩
-
オリーブオイル
だけで食べます。
使うのは
エクストラバージンオリーブオイル
特徴
-
ポリフェノールをそのまま摂れる
-
加熱で成分が減らない
👉 長寿地域では毎日これを食べる人が多い
② サラダに大量にかける
日本のサラダの数倍の量を使います。
例
-
トマト
-
キュウリ
-
玉ねぎ
-
オリーブオイル
-
塩
シンプルな地中海サラダです。
👉 一食で 大さじ1〜2 使うこともあります。
③ 豆料理にかける
地中海の長寿食の中心は
-
レンズ豆
-
ひよこ豆
-
白いんげん
などです。
これに仕上げとして
オリーブオイルをかけます。
👉 植物タンパク+良質脂質の組み合わせ
④ スープの仕上げに入れる
地中海では
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野菜スープ
-
豆スープ
に最後にオイルを入れます。
理由
-
香りが残る
-
ポリフェノールが壊れない
⑤ 朝にスプーン1杯
特にギリシャでは
朝に
スプーン1杯のオリーブオイル
を飲む習慣があります。
目的
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消化促進
-
胃腸保護
-
抗炎症
地中海の摂取量(実はかなり多い)
長寿地域の平均
1日
30〜50ml
つまり
👉 大さじ2〜3
日本の平均は
5ml以下
と言われています。
💡実は研究でわかっていること
世界で最も健康効果が高い食事は
地中海式ダイエット
と言われています。
アメリカの医療ランキング
U.S. News & World Report
でも長年 世界1位の健康食です。
もし興味あれば
**「地中海の人が絶対にやらない“オリーブオイルのNGな使い方5つ”」**も解説できます。
日本ではこの使い方をしている人がかなり多いです。