カラメル色素III類
Page content
「カラメル色素III類に含まれる THI が、免疫力にどんな影響を与えるのか?」
カラメルIIIとは
-
カラメル色素III類(アンモニア法カラメル)は、糖をアンモニア化合物と加熱して作る食品添加物
-
醤油、清涼飲料、ビール、加工食品などに使われる
この製造過程で副生成物として THI が微量含まれる場合があります。
THIとは何か
THI
= 2-チオフェンイミダゾール(2-Thiophen-2-ylimidazole)
-
カラメルIII・IVの製造時に生じ得る微量副生成物
-
一部の動物実験で生理作用が確認された物質
THIと免疫力の関係
① 免疫抑制作用が指摘されたことがある
-
高用量のTHIを与えた動物実験で
-
リンパ組織の変化
-
免疫細胞活性の低下
が観察された例がある
-
➡ そのため
「免疫機能に影響する可能性がある物質」
として評価対象になりました。
② ヒトでの影響は?
✅ 通常の食生活レベルでは問題なし
-
カラメルIIIに含まれるTHI量は
👉 極めて微量 -
国際機関(JECFAなど)は
👉 安全性評価を行い、摂取許容量内なら健康影響なし
と結論づけています。
つまり
日常的な食品摂取で免疫力が下がるという科学的証拠はありません。
誤解されやすいポイント ⚠️
| 誤解 | 実際 |
|---|---|
| THIは免疫を壊す | ❌ 高用量動物実験の話 |
| カラメルIIIは危険 | ❌ 規制管理下で安全 |
| 免疫力が落ちる | ❌ 通常摂取では根拠なし |
まとめ
-
THIは免疫に影響する可能性が「理論上」指摘された物質
-
しかし
✅ 食品中の量は極微量
✅ 国際的に安全と評価済み
✅ 免疫力低下を心配する必要はない
👉 免疫力を左右する最大要因は
睡眠・栄養・ストレス・運動であり、
食品添加物ではありません 🧠