システムAPI
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Auth0のシステムAPIとは
Auth0には主に2種類のAPIがあり、それぞれ異なる目的で使用されます。
1. Management API
Auth0テナント内の設定や管理操作をプログラム的に実行できるAPIです。Auth0ダッシュボードで行える操作の多くをプログラムから実行できます。
主な機能
ユーザーやアプリケーションの管理、コネクションの設定、アクセス制御などを行うことができます。具体的には:
- ユーザーの作成・更新・削除・検索
- アプリケーションの設定変更
- ログイン画面のカスタマイズ
- ロールや権限の管理
- 接続設定の管理
利用方法
Management APIを使用するには、まずアクセストークンを取得する必要があり、これはAPIを使うための証明書のようなものです。
基本的な流れ:
- Machine to Machine(M2M)アプリケーションを作成
- アクセストークンを取得
- トークンを使ってAPIリクエストを実行
注意点
Management APIには一定時間で実行可能な回数に制限があり、特に継続的に秒間16回を超えるAPI実行が必要な場合はPrivate Cloud契約が必須となります。
2. Authentication API
Management APIはヘッダーにトークンをセットする必要がありますが、Authentication APIはトークン不要です。こちらは主にユーザー認証に関連する操作を行います。
- ログイン・ログアウト
- パスワードリセット
- ユーザー登録
使い分け
- 管理操作(ユーザー管理、設定変更など)→ Management API
- 認証操作(ログイン、サインアップなど)→ Authentication API