バルナバ
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バルナバの概要
バルナバ(希:Βαρνάβας/英:Barnabas)は、新約聖書『使徒行伝』に登場する初期キリスト教会の重要人物である。
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正教会・非カルケドン派・カトリック教会・聖公会・ルーテル教会で聖人とされている
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正教会では七十門徒の一人に数えられる
出自と人物像
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本名:ヨセフ
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出身部族:レビ族
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出身地:キプロス島生まれのユダヤ人
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「バルナバ」とは
→「慰めの子」「励ましの子」という意味のあだ名
信仰と献身
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自らの財産をすべて売却
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その代金を使徒たちに献げるという、模範的な献身を示した
パウロ(サウロ)との関係
回心直後の支援
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迫害者だった**サウロ(後のパウロ)**が回心した際
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多くの信徒が警戒する中、バルナバは彼を信頼
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パウロを受け入れ、保護し、タルソスへ送った
👉 バルナバは「橋渡し役」として重要な役割を果たした
宣教活動と決別
第一回宣教旅行
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パウロの第一回宣教旅行の同行者
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キプロス島から小アジア(現在のトルコ)へ宣教
第二回宣教旅行をめぐる対立
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マルコ(ヨハネ・マルコ)を同行させるかどうかで
パウロと意見が対立 -
最終的に決裂
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パウロ:シラスと行動
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バルナバ:マルコとともにキプロスへ向かう
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バルナバの意義
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迫害者を受け入れた寛容と洞察
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教会の初期形成における調和と励ましの象徴
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強い指導力よりも、支え育てるリーダー像を体現した人物
全体としてバルナバは、
「教会をつなぎ、人物を見出し、支えた立役者」
として描かれています。