ボンジリ

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鶏肉の尾っぽの肉「ぼんじり」まとめ

■ 部位と特徴

  • 名称:ぼんじり(ボンジリ)

  • 場所:鶏の尻尾(テール)の付け根、尾骨周りの三角形の肉

  • 特徴

    • 一羽から少量しか取れない希少部位

    • 脂が非常に多く、「鶏肉のトロ」と呼ばれるほどジューシー

    • プリプリした弾力のある食感

  • 別名:ぼんぼち、ポンポチ、テール、さんかく、ごんぼ

  • 焼き鳥屋でも人気の定番部位


■ 下処理のポイント(重要)

ぼんじりは下処理で味が大きく変わる部位。

● 1. 油壺(あぶらつぼ)の除去

  • ぼんじり内部にある黄色い脂肪の塊

  • 臭みの原因になるため、必ず取り除く

  • 取り方:

    1. 尖った部分の皮を開く

    2. 見える黄色い塊を包丁または指で除去

● 2. 尾骨(中骨)の処理

  • 真ん中の尾骨を取り除くと食べやすい

  • 骨に沿って包丁を入れ、骨を外す

● 3. 毛の処理

  • 羽毛の根元が残っている場合はピンセットで抜く

■ おすすめの調理方法

A. 焼き物・炒め物(定番)

ぼんじりの脂と旨さを最もシンプルに味わえる。

料理名 特徴・調理ポイント
塩焼き/焼き鳥 低〜中火でじっくり加熱。出てくる脂を拭き取りながら焼くとカリッと仕上がる。塩胡椒またはタレで。
ネギ塩炒め ごま油+にんにくで炒め、ネギ・塩胡椒・レモンで仕上げる。おつまみに最適。
甘辛炒め・照り焼き 醤油・みりん・酒・砂糖で甘辛く。こってり味でご飯が進む。レンコンなどと相性良い。

B. 揚げ物

衣で脂と旨味を閉じ込めてジューシー。

料理名 特徴・調理ポイント
ぼんじりの唐揚げ 下味をつけ、片栗粉or小麦粉で揚げる。外カリッ、中ジューシー。

C. 煮物

脂が煮汁に溶け込み、味がしみる。

料理名 特徴・調理ポイント
ぼんじりと大根の甘辛煮 ぼんじりを一度茹でこぼすと余分な脂が落ちて食べやすい。濃厚で満足感ある味わい。

■ 特におすすめ

  • **塩焼き(焼き鳥)**は、ぼんじりの旨さを最も感じられる王道の食べ方。