保護されたメール

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Tutanota(現在は Tuta に名称変更されています)で、GmailやYahoo!メールなどの他社メールアドレス宛に、パスワードを設定して暗号化メールを送る手順は以下の通りです。

手順

  1. メール作成画面を開く Tuta(Tutanota)にログインし、画面右上(または右下)にある「新規メール(ペンと紙のアイコン)」ボタンを押します。

  2. 宛先を入力する 「To」の欄に相手のメールアドレスを入力します。

  3. 鍵アイコンをクリックする 「件名」欄の右端にある南京錠(鍵)のアイコンをクリックします。

    • ※相手がTutaユーザーではない場合、ここをクリックすることでパスワード設定が有効になります。
  4. パスワードを設定する 鍵アイコンをクリックすると、パスワード入力欄が表示されます。

    • ここで任意のパスワードを入力してください。
    • 確認のため、同じパスワードをもう一度入力します。
    • (次回以降、この相手には同じパスワードが自動的に適用されるようになります)
  5. 件名と本文を書いて送信する 通常通りメールの内容を作成し、「送信」ボタンを押します。


受信者(相手)にはどう届くか?

  1. 相手には「Tutaから暗号化メールが届きました」という通知メールが届きます(本文はこの時点では見えません)。
  2. メール内のリンク(「メールを表示」ボタン)をクリックします。
  3. ブラウザが立ち上がり、Tutaのログイン画面のようなページが表示されます。
  4. あなたが設定したパスワードを入力すると、メールの本文が開きます。
    • 相手はそこからセキュアに返信することも可能です。

⚠️ 注意点

  • パスワードの伝え方 設定したパスワードは、**メール以外の手段(LINE、SMS、Signal、口頭など)**で相手に伝えてください。同じメールで送ってしまうとセキュリティの意味がなくなります。
  • Tuta同士の場合 相手もTuta(Tutanota)のアドレスを使用している場合は、このパスワード設定は不要です(自動的に最強度の暗号化が行われます)。

Tutanota(Tuta Mail)と ProtonMail(Proton Mail)の比較を、
「実務で使う視点(安全性・使いやすさ・日本での使い勝手)」に寄せて整理します。


全体比較(まず結論)

観点 Tutanota ProtonMail
セキュリティ思想 シンプル・厳格 高機能・柔軟
外部宛パスワード送信 ◎(非常に簡単) ◎(有効期限など細かく設定可)
日本語対応 △(UIは英語中心) ○(UI日本語化あり)
操作性 ◎(迷わない) ○(やや多機能)
検索機能 △(暗号化のため制限あり) ○(工夫あり)
無料プラン ◎(十分使える) ○(制限やや多め)
向いている人 ITが苦手でも安全重視 機能も妥協したくない人

① セキュリティ・暗号化の違い

共通点(どちらも非常に強力)

  • エンドツーエンド暗号化

  • 運営側も内容を読めない

  • 外部宛はパスワード方式

  • スイス/ドイツ系の厳格なプライバシー思想


違い(重要)

項目 Tutanota ProtonMail
件名の暗号化 される ❌されない
連絡先の暗号化
カレンダー暗号化
IPログ 最小限 最小限

📌 件名まで暗号化されるのはTutanotaの大きな強み
(機密性重視なら評価ポイント)


② 外部宛「パスワード付きメール」の使いやすさ

Tutanota

  • 鍵アイコン → パスワード設定 → 送信

  • 迷う要素がほぼない

  • 受信者側も「パスワード入力だけ」

👉 ITリテラシーが低い相手向き


ProtonMail

  • パスワード設定

  • 有効期限

  • メッセージ失効

  • 送信後削除

👉 管理者・実務向けの細かい制御が可能


③ UI・使いやすさ(日本で使う視点)

観点 Tutanota ProtonMail
UI言語 英語中心 日本語あり
見た目 シンプル 洗練・高機能
操作の迷いにくさ

📌 日本語UI必須ならProtonMailが有利


④ 検索・過去メール管理

Tutanota

  • 暗号化優先のため検索が弱い

  • ローカル検索が必要

  • 「後から探す」用途には不向き

ProtonMail

  • 暗号化を保ちつつ工夫あり

  • 実務での検索性は上


⑤ 料金(無料プラン比較)

Tutanota ProtonMail
無料容量 1GB 1GB
メール数制限 少なめ 制限あり
広告 なし なし
独自ドメイン 有料 有料

📌 無料で使い続けるならTutanotaの方が楽


⑥ どちらを選ぶべきか(用途別)

🔐 Tutanotaが向いている人

  • パスワード付きメールをたまに確実に送りたい

  • 相手がITに弱い

  • 件名も含めて完全秘匿したい

  • 操作を極力シンプルにしたい

👉 士業・個人事業主・生活保護/法務/医療系のやりとり


🧰 ProtonMailが向いている人

  • 日常のメインメールに使いたい

  • 日本語UIが必須

  • 有効期限・削除など細かく管理したい

  • 将来 Proton Drive / VPN も使いたい

👉 ITコンサル・スタートアップ・海外取引


まとめ(短く)

  • 「安全・簡単」= Tutanota

  • 「高機能・日本語」= ProtonMail

以下は ProtonMail(Proton Mail)で「パスワード付き暗号化メール」を送る具体的な操作手順です。
相手が ProtonMail ユーザーでない場合を想定しています。


ProtonMail:パスワード付き暗号化メール送信手順

(PCブラウザ版/日本語UI前提)


① ProtonMail にログイン

ProtonMail にログイン後、
左上の 「作成」 をクリック


② 宛先を入力

  • Gmail / Outlook など 通常のメールアドレス を入力

📌 この時点ではまだ暗号化されていません


③ 🔒 鍵アイコンをクリック

件名入力欄の下あたりにある
🔒「暗号化(パスワード)」アイコン をクリック


④ パスワードを設定

「パスワードを設定」画面が表示されます。

設定項目:

  • パスワード(必須)

  • 確認用パスワード

  • ヒント(任意・慎重に)

  • 有効期限(任意:例 7日後に失効)

設定後、「設定」 をクリック


⑤ メール本文・添付を作成

  • 本文を入力

  • 添付ファイルを追加
    本文・添付はすべて暗号化

※ ⚠️ 件名は暗号化されません
(機密情報は書かない)


⑥ 送信

「送信」 をクリックで完了


受信者側の流れ(重要)

  1. 受信者には
    「ProtonMail から暗号化メッセージが届いています」
    という通知メールが届く

  2. メール内リンクをクリック

  3. ProtonMail の安全なページがブラウザで開く

  4. 送信者から聞いたパスワードを入力

  5. 内容を閲覧・返信可能
    (返信も暗号化される)


🔐 パスワードの安全な伝え方

同じメールでは絶対に送らない

おすすめ:

  • 電話

  • SMS

  • Signal / LINE(最低限)

  • 別メール(内容・件名にヒントを書かない)


スマホアプリ(iOS / Android)の場合

流れは同じです。

  1. 「作成」

  2. 宛先入力

  3. 🔒 鍵アイコンをタップ

  4. パスワード設定

  5. 送信


よくある注意点(実務で重要)

❌ 件名に個人情報を書かない

  • 件名は 平文のまま

  • 例:
    ❌「◯◯様 契約書送付」
    ⭕「ご連絡」


❌ パスワードを忘れると復号不可

  • 送信者でも内容は見られない

  • 再送が必要


Tutanotaとの操作上の違い(要点)

  • ProtonMail:
    有効期限・削除など細かく設定可能

  • Tutanota:
    件名も暗号化・操作がより簡単


seiichi.matsuda@matsudasystems.com