経営力向上計画
以下は、経営力向上計画における「ITツール導入」の記入例です。
実際の申請様式(様式1)でそのまま使えるレベルです。
【記入項目】経営力向上のための具体的取組内容(ITツール導入)
記入例①:業務管理システム(基幹系)の導入
現状の課題
受注管理・請求管理・在庫管理をExcelおよび紙で行っており、
データの二重入力や転記ミスが発生している。
また、業務属人化により担当者不在時の業務停滞が課題となっている。
導入するITツールの内容
クラウド型業務管理システム(受注・請求・在庫管理機能を統合)を導入し、
各業務データを一元管理する。
期待される効果
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入力作業時間を年間○○時間削減
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転記ミス・請求漏れの防止
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業務の標準化による生産性向上
導入予定時期
令和○年○月 ~ 令和○年○月
記入例②:顧客管理(CRM)・営業支援ツール導入
現状の課題
顧客情報や営業履歴が営業担当者ごとに分散管理されており、
過去の対応履歴を十分に活用できていない。
導入するITツールの内容
CRM(顧客管理)・SFA(営業支援)機能を備えたクラウドサービスを導入し、
顧客情報、商談履歴、見積管理を一元化する。
期待される効果
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顧客対応履歴の可視化
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提案精度の向上による受注率改善
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営業活動の属人化解消
導入予定時期
令和○年○月 ~ 令和○年○月
記入例③:会計・経理業務のIT化
現状の課題
経理処理を手作業で行っており、月次決算の確定に時間を要している。
導入するITツールの内容
クラウド会計ソフトを導入し、
銀行口座・クレジットカードとのデータ連携を行う。
期待される効果
-
月次決算の早期化
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経理作業の効率化
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経営数値のリアルタイム把握
導入予定時期
令和○年○月 ~ 令和○年○月
【審査で通りやすくなる書き方のコツ ✍】
✔ IT導入=目的ではなく手段
→「業務課題 → ITでどう改善するか」を必ず書く
✔ 数値はざっくりでOK
→「○%削減」「年間○時間」程度で十分
✔ 専門用語は控えめに
→ 審査員はIT専門家ではありません
超シンプル版(1~2文で書く場合)
受注・請求・在庫管理をExcelおよび紙で行っているため業務効率が低下している。
クラウド型業務管理システムを導入し、業務の一元管理と生産性向上を図る。
このまま業種別(製造業・建設業・小売業・サービス業)に最適化した
業界別テンプレートも作れます。