胃もたれ
年齢とともに「酵素が減る」という表現はよく使われますが、実際には
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体内で作られる消化酵素や代謝酵素の働きが低下する
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胃酸や膵液の分泌が減る
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腸内環境が変化する
ことが影響しています。
酵素そのものを直接「補充」するよりも、酵素が働きやすい体内環境を整えることが大切です。
① 消化酵素をサポートする方法
✔ よく噛む
唾液アミラーゼを最大限活かす(1口20~30回)
✔ 胃腸に負担をかけない
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脂質・暴飲暴食を控える
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夜遅い食事を避ける
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アルコールを減らす
✔ 発酵食品を取り入れる
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味噌
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納豆
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ヨーグルト
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ぬか漬け
※発酵食品に含まれる酵素は体内でそのまま働くわけではありませんが、腸内環境を整え、結果的に消化機能を助けます。
② 代謝酵素を守る生活習慣
代謝酵素は生命維持に優先的に使われます。
消化に負担をかけすぎると代謝に回りにくくなります。
✔ 軽い空腹時間をつくる
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12~14時間のプチ断食
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寝る3時間前までに夕食を終える
✔ 適度な運動
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速歩き20分
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スクワットなど下半身中心
③ 食事で酵素の働きを助ける栄養素
酵素は「タンパク質+補酵素(ビタミン・ミネラル)」で働きます。
特に重要
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ビタミンB群(豚肉、玄米、納豆)
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亜鉛(牡蠣、赤身肉)
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マグネシウム(海藻、ナッツ)
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良質なたんぱく質(魚、卵、大豆)
④ 酵素サプリは必要?
一般的な「酵素ドリンク」は
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消化酵素が胃酸で分解される
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科学的根拠が限定的
ため、日常的な健康目的なら必須ではありません。
ただし
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胃もたれが強い
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膵機能低下がある
場合は医療用消化酵素が使われることがあります。
⑤ 60代以降で特に意識したいこと
加齢で起こりやすいのは
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胃酸低下
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腸内細菌バランス変化
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筋肉量低下
そのため
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たんぱく質をしっかり摂る(体重×1.0~1.2g)
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腸を冷やさない
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食べ過ぎない
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筋トレを少し入れる
これが「酵素を守る生活」です。
胃もたれがある場合、年齢とともに起こりやすいのは
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胃酸の分泌低下
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胃のぜん動運動の弱まり
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消化酵素(特に膵酵素)の働きの低下
です。
「酵素を足す」よりも、胃の働きを助けることが重要になります。
① まず見直すこと(すぐできる対策)
✔ 食べ方を変える
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1口30回を目安によく噛む
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食事は腹八分目
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脂っこい物は昼に回す
✔ 温かい物を先に
食前に
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白湯
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味噌汁
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生姜入りスープ
胃の血流が上がり、消化が楽になります。
② 胃酸低下タイプの可能性
60代以降は「胃酸が多すぎる」よりも少なすぎることが多いです。
サイン
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肉で重くなる
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げっぷが出る
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食後眠くなる
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便がゆるい or 未消化感がある
この場合は
✔ 少量の酢(食事に小さじ1)
✔ 大根おろし
✔ レモン
✔ 生姜
が消化を助けます。
※空腹時の強い酸味は避けます。
③ 胃の動きが弱いタイプ
サイン
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少量でも膨満感
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食後すぐ重い
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ストレスで悪化
この場合は
✔ みぞおちを温める
✔ 食後すぐ横にならない(30分座る)
✔ 軽い散歩10分
が有効です。
④ 消化酵素を補う食品
自然にサポートできるもの
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大根おろし(アミラーゼ)
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パイナップル(ブロメライン)
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キウイ(アクチニジン)
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納豆
※空腹時ではなく食中に。
⑤ 受診目安(重要)
次がある場合は一度検査を
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体重減少
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黒い便
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強い痛み
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貧血
胃炎やピロリ菌の可能性もあります。