脂質を摂るタイミング
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🕒 脂質は「昼食」で摂るのが最も理想的
脂質を摂るタイミングは、**昼食(12〜14時)**が最も適しているとされています。
これは「時間栄養学」という、食べるタイミングと健康の関係を研究する分野の知見によるものです。
☀️ 昼食に脂質を摂るメリット
1. 午後に必要なエネルギーとして使われる
昼食で摂った脂質は、午後の活動エネルギーとして利用されやすく、
脂肪として蓄積されにくいという特徴があります。
2. BMAL1(ビーマルワン)が最も少ない時間帯
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BMAL1は体内時計に関わる遺伝子のひとつで、
脂肪合成を促進し脂肪分解を抑える働きがあります。 -
日中(特に14〜16時)にBMAL1の量が最小となるため、
脂肪がつきにくい時間帯と言えます。
➡️ 揚げ物など高脂肪食を食べるなら、夜より昼!
🌙 避けたいのは「夜の脂質」
❌ 夕食(特に21時以降)に脂質を摂るデメリット
1. BMAL1が最も活発
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BMAL1は22時〜翌2時にピークに達します。
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この時間帯に脂質を摂ると、脂肪として蓄積されやすい状態になります。
2. エネルギー消費が低い
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夜は活動量が少なく、体が休息モードへ。
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摂取したエネルギーが使われず、脂肪蓄積につながります。
3. 睡眠の質を下げる可能性
- 脂質は消化に時間がかかるため、寝る直前に食べると胃が働き続け、
睡眠の質が落ちることがあります。
🍽️ 食事の時間帯と脂質の摂り方のポイント
| 食事 | 理想的な時間帯 | 脂質の摂り方・ポイント |
|---|---|---|
| 朝食 | 起床後1〜2時間以内 | 脂質は脂肪になりにくいが、量は控えめに。DHA/EPAなど良質な油を利用。主食+タンパク質を中心に。 |
| 昼食 | 朝食から約5時間後 | 高脂肪食を食べるなら最適な時間。午後のエネルギーとして有効利用。 |
| 夕食 | 就寝の3時間前まで(遅くとも20時) | 脂質と炭水化物は控えめ。消化が良いタンパク質(魚・鶏むね肉)+食物繊維中心に。 |
✔️ まとめ
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高脂肪食は 昼食に集中
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夜は脂質を控えて 軽め・消化の良い食事
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BMAL1の働きを意識すると、体脂肪管理がしやすくなる