警察官なりすまし詐欺

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警察官なりすまし詐欺(いわゆる「警察詐欺」「ニセ警察官詐欺」)の典型的な手口を、流れが分かる形で整理します。


① 最初の接触(電話・SMS・LINE)

  • **「○○警察署の△△です」**と名乗る

  • 非通知・050番号・携帯番号からかかってくることが多い

  • 最近は

    • 「あなた名義の口座が犯罪に使われている」

    • 「あなたに逮捕状が出ている」

    • 「捜査対象になっている」
      などと不安を煽る

※本物の警察が、いきなり逮捕や口座凍結を電話だけで通知することはありません。


② 信用させるための演出

  • 実在する警察署名・警察官名を使用

  • 本物そっくりの階級・部署名

  • 警察手帳の写真をLINEで送付

  • **「守秘義務があるので誰にも言うな」**と口止め

→ 冷静に確認させないための常套手段です。


③ 別機関を装った連携(役割分担詐欺)

  • 「検察官」「金融庁」「銀行協会」を名乗る人物に電話が切り替わる

  • 「このままでは口座が凍結される」

  • 「資金の流れを確認する必要がある」

→ 組織的に見せかけて信じ込ませる狙い。


④ 金銭要求のパターン(ここが詐欺)

以下のいずれかを要求されます。

● 口座移動型

  • 「捜査のため一時的に指定口座へ移す」

  • 「保全口座に預ける」

● 現金回収型

  • 「警察官が自宅に回収に行く」

  • 「白い封筒に入れて用意して」

● 電子決済・暗号資産型

  • ギフトカード購入指示

  • 仮想通貨を送金させる

警察が金を預かることは絶対にありません


⑤ 逃走・連絡断絶

  • 振込・送金後すぐに連絡が取れなくなる

  • 電話番号・LINEアカウント削除

  • 被害に気づいた時には追跡困難


よくある決まり文句(要注意)

  • 「今すぐ対応しないと逮捕されます」

  • 「これは極秘捜査です」

  • 「あなたは被害者でもあり加害者でもある」

  • 「裁判になると家族に知られる」

  • 「今ここで解決できます」


見抜くための鉄則(超重要)

✅ 1つでも当てはまれば詐欺

  • 電話やSNSで警察を名乗る

  • お金・口座・暗証番号の話が出る

  • 誰にも相談するなと言われる

  • コンビニ・ATM・ネット送金を指示される


正しい対応

  1. その場で電話を切る

  2. 自分で警察署の公式番号を調べてかけ直す

  3. #9110(警察相談専用)に連絡

  4. 家族・第三者に必ず相談


補足(最近の傾向)

  • 高齢者だけでなく
    30〜50代・ネット利用者も被害急増

  • LINE・SMS経由が増えている

  • 「口座が犯罪に使われた」系が主流


一人暮らし・生活保護受給者・低所得層が特に狙われやすい理由と、そこに特化した詐欺の手口を整理して解説します。
(※実際の被害相談事例ベースの内容です)


なぜ狙われるのか(犯人側の狙い)

詐欺犯は「お金がある人」ではなく、次の条件を重視します。

  • 相談相手がいない(孤立)

  • 公的制度・法律に弱い

  • 警察・役所を恐れている

  • 「迷惑をかけたくない」「問題を起こしたくない」心理

→ 一人暮らし・生活保護・低所得層は
**「少額でも確実に出させやすい」**と見られています。


手口① 生活保護を脅しに使う詐欺(非常に多い)

よくある言い方

  • 「あなたの生活保護費が不正受給の疑いで調査対象」

  • 「このままでは支給停止になります」

  • 「刑事事件になる可能性があります」

目的

  • 恐怖で冷静さを奪う

  • 「今すぐ対応しないと生活が成り立たない」と思わせる

実際に要求されること

  • 「保全のために一時的にお金を移す」

  • 「調査費用・保証金が必要」

警察・福祉事務所が金銭を要求することはありません


手口②「少額だから大丈夫」と思わせる分割詐欺

特徴

  • 最初は 3,000円〜10,000円 程度

  • 「これで手続きが進む」

  • 「後で必ず返る」

→ 支払わせた後、

  • 「追加確認が必要」

  • 「手続きが一段階進んだ」

繰り返し請求される


手口③ 孤独を利用する“親切な警察官”型

演出

  • 優しい口調

  • 「あなたを守るためです」

  • 「大丈夫、私が最後まで担当します」

危険ポイント

  • 被害者が 精神的に依存する

  • 他人に相談しなくなる

→ 詐欺では「優しさ」は最大の武器


手口④ 役所・警察・銀行の合わせ技

流れ

  1. 警察を名乗る人物から電話

  2. 次に「福祉課」「検察官」を名乗る

  3. 最後に「銀行協会」「金融庁」


「大事になっている」感覚を作り、判断力を奪う


手口⑤ 自宅訪問・回収型(特に一人暮らし高齢者)

  • 「警察が書類を回収に行く」

  • 「代理人が受け取る」

→ 本物の警察が
現金・通帳・キャッシュカードを回収することは絶対にない


よく使われる心理操作ワード

  • 「あなたは被害者でもあり、加害者でもある」

  • 「今ここで止められる」

  • 「家族に知られると大変」

  • 「生活保護が止まる可能性」


絶対ルール(1つでも当てはまれば詐欺)

  • 電話・LINEで警察や役所を名乗る

  • お金・口座・暗証番号の話が出る

  • 「誰にも言うな」と言われる

  • 即決を迫られる


正しい対処法(弱い立場の人ほど重要)

  1. その場で切る・返信しない

  2. 福祉事務所・担当ケースワーカーに連絡

  3. #9110(警察相談)

  4. 消費生活センター(188)

※「相談したことで不利になることは一切ありません」


家族・支援者向けの重要ポイント

  • 定期的に
    「警察や役所がお金を要求することはない」
    と繰り返し伝える

  • 「困ったらまず電話していい人」を決めておく

  • スマホに

    • #9110

    • 188

    • 福祉事務所
      を登録させておく


まとめ(覚えるのはこれだけ)

  • 警察・役所・福祉は金を取らない

  • 秘密にしろ=詐欺

  • 少額でも一度払ったら終わり

  • 相談は正義、黙るのが一番危険

以下は、電話に出てしまった瞬間に使う「即切り台本」です。
そのまま
音読・暗記・紙に貼る
用途を想定しています。


即切り台本【最短・最強版(10秒)】

「警察や役所の用件は、こちらから公式番号にかけ直します
失礼します。」

👉 言い切って切る(相手の返事を待たない)


即切り台本【警察・検察を名乗られた場合】

「電話での捜査対応はしません。
公式番号にかけ直します。失礼します。」

  • 説明を聞かない

  • 名前を聞かない

  • 反論しない


即切り台本【生活保護・福祉を出された場合】

「生活保護の件は担当ケースワーカーに直接確認します
これで切ります。」

👉 ここで必ず切る


即切り台本【強く脅された場合】

「脅迫と受け取りました。
この通話は終了します。」

※通話録音ON → 切断


即切り台本【優しい口調・親切型】

「ありがとうございます。
ですが電話では対応しません。失礼します。」

※「親切=安全」ではない


即切り台本【しつこく食い下がる場合】

相手:

「今切ると大変なことになりますよ」

返答(これで最後):

「それでも切ります。」

👉 即切断


絶対に言ってはいけないNGワード

  • 「少しだけ聞きます」

  • 「名前だけ教えてください」

  • 「本当ですか?」

  • 「どうすればいいですか?」

※ これを言った瞬間、詐欺は成功し始めます


切った後にやること(セット)

  1. #9110(警察相談専用)

  2. 188(消費生活センター)

  3. 生活保護受給中 → ケースワーカーに報告

※「切っただけ」でも必ず共有


紙に貼る用・超要約(1行)

警察・役所・福祉は電話で金の話をしない。出たら切る。