身体の保水力
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身体の保水力(体に水分を保つ力)が低下する主な理由は、いくつかの要因が重なって起こることが多いです。分かりやすく整理しますね。
① 加齢
年齢とともに自然に起こります。
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筋肉量が減る(筋肉は水分の貯蔵庫)
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皮膚や細胞のヒアルロン酸・コラーゲンが減る
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腎臓の濃縮力が低下する
👉 同じ量の水を飲んでも「溜めておけない体」になります。
② 筋肉量の低下(痩せ型・運動不足)
体内の水分の約40%は筋肉内。
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痩せすぎ
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長期の運動不足
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病後・寝たきり
👉 筋肉が少ないほど、水分を保持できません。
③ 電解質(ナトリウム・カリウム)不足
水は電解質とセットで保持されます。
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極端な減塩
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発汗後に水だけ補給
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下痢・頻尿
👉 水だけ飲んでも尿として出やすくなります。
※「塩の摂りすぎ」と「極端な減塩」、どちらもNG。
④ たんぱく質不足
血液中のアルブミン(たんぱく質)が水分を血管内につなぎ止めています。
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食事量が少ない
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高齢者
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偏食・菜食寄りすぎ
👉 むくみやすいのに脱水、という矛盾した状態になることも。
⑤ ホルモンの影響
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抗利尿ホルモン(ADH)の分泌低下
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甲状腺機能異常
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糖尿病・境界型糖尿病
👉
尿が薄く大量に出る
夜間尿が増える
喉が渇きやすい
という形で現れます。
⑥ 腎臓機能の低下
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尿を濃くする力が弱くなる
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水分を再吸収できない
👉 高齢者・生活習慣病がある人に多いです。
⑦ 利尿作用のあるものの摂りすぎ
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カフェイン(コーヒー・緑茶)
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アルコール
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利尿薬・一部の漢方
👉 飲んでいるつもりでも、体内には残りません。
⑧ 慢性的な軽い脱水状態
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「喉が渇いてから飲む」習慣
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トイレを我慢しがち
👉 体が「水はすぐ捨てるもの」と誤学習します。
まとめ(重要)
保水力低下 = 水不足ではなく「保持できない体」
水だけ増やしても改善しないことが多く、
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筋肉
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たんぱく質
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電解質
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ホルモン・腎機能
のどこかに原因があります。
もし
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痩せ型
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夜間頻尿が多い
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尿量が多く薄い
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喉が常に渇く
などがあれば、保水力低下+ホルモン・腎臓系が関係している可能性があります。