飽和脂肪酸

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飽和脂肪酸の主な働きは、体のエネルギー源細胞構造の安定化です。もう少し整理して説明しますね。


飽和脂肪酸の働き

① エネルギー源になる

  • 1gあたり 約9kcal と高エネルギー

  • 体を動かす燃料、体温維持に使われる

  • 余ると中性脂肪として蓄えられる


② 細胞膜を丈夫にする

  • 細胞膜の脂質成分の一部

  • 膜を硬め・安定した構造に保つ
    → 外部刺激から細胞を守る

※ 不足すると細胞膜が不安定になることもあります。


③ 脂溶性ビタミンの吸収を助ける

  • ビタミン A・D・E・K の吸収に必要

  • 完全に避けるのは逆効果


④ ホルモン合成の土台

  • 性ホルモン・副腎ホルモンなどの材料

  • 極端な制限はホルモンバランス低下につながる


摂りすぎた場合の注意点

  • LDL(悪玉)コレステロール増加

  • 動脈硬化・心血管疾患リスク上昇

  • 生活習慣病との関連が指摘されている


多く含まれる食品

  • バター、ラード

  • 牛脂・豚脂

  • 生クリーム、チーズ

  • 脂身の多い肉

  • パーム油、ココナッツオイル


摂取の目安(日本人向け)

  • 総エネルギーの 7%以下 が推奨目安
    (例:1日2000kcal → 約15g前後)

まとめ

必要不可欠だが摂りすぎはNG
✔ 「完全に避ける」より「量と質を管理」
✔ 不飽和脂肪酸(魚・オリーブ油など)とバランスが重要

では、**「肌・むくみ・老化」**の視点から
飽和脂肪酸が体にどう影響するかを、プラス面・マイナス面・対策に分けて説明します。


① 肌への影響

◯ 良い面(適量の場合)

  • 細胞膜を安定させ、肌のバリア機能を支える

  • 乾燥から肌を守る土台になる

  • 脂溶性ビタミン(A・E)吸収 → 肌の修復・抗酸化に必要

👉 不足すると

  • 肌が薄くなる

  • ハリ低下・刺激に弱くなる


✕ 悪い面(摂りすぎの場合)

  • 皮脂が硬く酸化しやすくなる

  • 毛穴詰まり・くすみ

  • 炎症体質になりやすい

👉 特に
バター・脂身・加工肉中心の食事は要注意


② むくみへの影響

間接的だが重要

✕ むくみを悪化させる流れ

  1. 飽和脂肪酸過多

  2. 血液がドロっとする

  3. 毛細血管の流れ低下

  4. 水分・老廃物が戻らない
    押すと戻りにくいむくみ

これは、ほっぺた・まぶた・ふくらはぎに出やすいです。


◯ 適量なら

  • 血管壁・細胞構造を保つ

  • 極端な脂質制限によるむくみを防ぐ

※「脂=むくむ」は誤解
質と量の問題です。


③ 老化への影響

✕ 老化を進める要因

  • 飽和脂肪酸過多 → 慢性炎症

  • 酸化ストレス増加

  • コラーゲン分解促進

👉 結果

  • たるみ

  • シワ

  • 回復力低下

  • 顔の弾力が戻らない


◯ 老化を防ぐための正しい位置づけ

  • ゼロにしない

  • 主役にしない

  • 「脇役」として使う


④ 肌・むくみ・老化を防ぐ脂質バランス

理想イメージ

  • 飽和脂肪酸:2〜3

  • 不飽和脂肪酸:7〜8


積極的に摂りたい脂

  • 青魚(EPA・DHA)

  • えごま油・亜麻仁油

  • オリーブオイル

控えめにしたい脂

  • 脂身の多い肉

  • バター・生クリーム

  • 揚げ物・加工食品


⑤ 肌・むくみ対策の実践ポイント(簡単)

✔ 肉は「量を減らして質を上げる」
✔ バター毎日 → 週数回
✔ 油は「使い分け」
✔ 抗酸化(ビタミンC・E)とセット
✔ 水分+カリウム(野菜・海藻)で巡り改善


まとめ

  • 飽和脂肪酸は肌の土台には必要

  • しかし多いと
    👉 むくみ
    👉 たるみ
    👉 老化加速

  • 質・量・バランスが見た目年齢を左右する

次は
「年代別(40代・50代・60代)」
「顔のむくみが取れない人の食事例」
「ほっぺたの弾力回復ルーティン」

では、**高齢者(おおむね65歳以上)**に特化して、
**飽和脂肪酸と「肌・むくみ・老化」**の関係を、実践重視でまとめます。


① 高齢者の体で起きている前提変化

高齢になると、次のことが同時に起こります。

  • 血管の弾力低下

  • 皮膚の水分保持力低下

  • 筋肉量減少 → リンパ還流低下

  • 肝臓・腎臓の処理能力低下

👉 その結果
「少しの脂の偏り」でも
むくみ・たるみ・回復遅延が出やすくなります。


② 飽和脂肪酸が高齢者に与える影響

◯ 必要な理由(ゼロはNG)

  • 細胞膜を安定させる

  • ホルモン・免疫の土台

  • 体力・体温維持に必要

👉 極端な脂質制限

  • 皮膚が薄くなる

  • 床ずれ・肌トラブル増加

  • 免疫力低下


✕ 摂りすぎた場合の影響(出やすい症状)

  • 顔・まぶた・すねの戻りにくいむくみ

  • 頬の弾力低下

  • くすみ・血色不良

  • 動脈硬化進行

特に
脂身・バター・揚げ物が多いと悪化しやすいです。


③ 高齢者に合った飽和脂肪酸の「正解量」

目安

  • 総エネルギーの5〜6%程度

  • 体感的には
    👉 肉の脂身は少量
    👉 乳製品は少し

※ 若年層の「7%以下」よりやや低めが無難。


④ むくみ・たるみを防ぐ脂の選び方

減らす脂

  • 脂身の多い肉

  • バター・生クリーム

  • 揚げ物・総菜

増やす脂(消化が良い)

  • 青魚(週2〜3回)

  • オリーブオイル(少量)

  • えごま油・亜麻仁油(加熱しない)

👉 油の総量は増やさない
👉 質だけを変えるのがコツ。


⑤ 高齢者向け「むくみ・肌」改善の食べ方

  • 温かい汁物(血流)

  • 少量の良質油(小さじ1)

  • 魚 or 脂身の少ない肉

  • 野菜・海藻多め

  • 揚げ物を避ける

  • 脂は控えめ

  • 塩分も控える(むくみ防止)


⑥ 1日3分でできる「戻りにくいむくみ」対策

  • 耳の下を10秒押す×3

  • 鎖骨を軽くさする

  • 足首をゆっくり回す(左右10回)

  • ふくらはぎを下から上へなでる

👉 強くしないのが高齢者では重要。


⑦ 老化を遅らせるためのセット栄養

  • たんぱく質(筋肉・皮膚)

  • ビタミンC(コラーゲン)

  • カリウム(むくみ)

  • 水分(少量をこまめに)


まとめ(高齢者向け結論)

✔ 飽和脂肪酸は必要だが少量
✔ 摂りすぎは
 → むくみ
 → たるみ
 → 老化加速
✔ 「減らす」より
 入れ替えるが成功の鍵