APIのデータフォーマット
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APIを使って送られるデータのフォーマットは、JSON(JavaScript Object Notation)が最も一般的で主流です。
主流のデータフォーマット
1. JSON (JavaScript Object Notation)
- 特徴: シンプルで軽量、人間にとっても機械にとっても読み書きしやすいテキストベースのデータフォーマットです。
- 採用理由: プログラミング言語との親和性が高く、多くのWeb API(特にREST API)のレスポンス形式として広く採用されています。複雑なデータ構造も表現可能です。
その他のデータフォーマット
JSONの他に、以下のようなデータフォーマットが利用されることもあります。
2. XML (Extensible Markup Language)
- 特徴: タグを使ってデータの構造を記述する形式です。
- 採用例: SOAP(Simple Object Access Protocol)などの古いタイプのWebサービスや、特定の業界・システムでの連携に利用されることがあります。JSONよりも冗長になりがちですが、厳密な構造定義に適しています。
3. CSV (Comma Separated Values)
- 特徴: カンマなどで区切られたテキスト形式のデータです。
- 採用例: 大量の表形式データをやり取りする場合や、シンプルなデータ連携に使用されることがあります。構造化されたデータ(ネストされたデータ)の表現には不向きです。
4. YAML (YAML Ain’t Markup Language)
- 特徴: 人間が読みやすいことを重視したデータ形式です。インデントで構造を表現します。
- 採用例: 設定ファイルなどでよく使われますが、APIのデータ転送形式として採用されることもあります。
確認事項
実際に利用するAPIのデータフォーマットは、そのAPIの公式ドキュメントで確認する必要があります。ほとんどのAPIでは、リクエストのヘッダーなどでデータの形式を指定したり、レスポンスのContent-Typeで返されるデータ形式が示されます。