Cloudflare CLI

Cloudflare CLIでは、Cloudflareのサービスを管理するための様々な操作ができます。主なツールとしてWranglerがあり、以下のようなことが可能です。

Workers関連

  • Workers(サーバーレス関数)の開発、テスト、デプロイ
  • ローカル開発環境でのプレビューと動作確認
  • Workersのログ確認やデバッグ

Pages関連

  • Cloudflare Pagesプロジェクトのデプロイ
  • 静的サイトやフルスタックアプリケーションの管理

KV/R2/D1などのストレージ

  • KV(Key-Value)ストアの作成と管理
  • R2(オブジェクトストレージ)のバケット操作
  • D1(SQLiteデータベース)の管理とマイグレーション

その他の機能

  • シークレットや環境変数の管理
  • カスタムドメインの設定
  • デプロイメントの履歴管理やロールバック
  • リアルタイムログのストリーミング表示

Wranglerはnpm install -g wranglerでインストールでき、wrangler initで新規プロジェクトの初期化、wrangler devでローカル開発、wrangler deployでデプロイといった基本的なワークフローをコマンドラインから実行できます。

wranglerとは

Wranglerは、Cloudflareが提供する公式のコマンドラインツール(CLI)です。Cloudflareの開発者向けプラットフォームを効率的に使うためのツールで、特にCloudflare Workersの開発に特化しています。

Wranglerの主な役割

開発者がローカル環境でコードを書き、テストし、本番環境にデプロイするまでの一連のワークフローを簡素化します。Webブラウザのダッシュボードを使わずに、ターミナルから直接操作できるのが特徴です。

基本的な使い方

bash

# インストール
npm install -g wrangler

# 認証
wrangler login

# 新規プロジェクト作成
wrangler init my-worker

# ローカルで開発・テスト
wrangler dev

# 本番環境へデプロイ
wrangler deploy

できること

  • Workersのコード開発とホットリロード対応のローカルサーバー起動
  • TypeScript/JavaScriptのビルドとバンドル
  • KV、R2、D1などのCloudflareサービスとの連携設定
  • 環境変数やシークレットの管理
  • デプロイメントのバージョン管理

Wranglerを使うことで、モダンなサーバーレスアプリケーションを高速に開発・デプロイできる環境が整います。Node.jsがインストールされていれば、すぐに使い始められます。