Gemini API
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Gemini APIの利用料金は、従量課金制であり、利用するモデルと処理したトークン数(テキストの量)、および**入出力の種別(テキスト、画像、音声など)**によって細かく異なります。
主要なモデルの料金は以下の通りです。(価格はすべて100万トークンあたりの米ドル表記です。日本円に換算する際は、為替レートによって変動します。)
Gemini API 主要モデル料金表(従量課金制)
| モデル名 | 特徴 | 入力料金(100万トークンあたり) | 出力料金(100万トークンあたり) |
|---|---|---|---|
| Gemini 2.5 Pro | 最高性能、複雑な推論・長文コンテンツ向け | $1.25(20万トークン以下) / $2.50(20万超) | $10.00(20万トークン以下) / $15.00(20万超) |
| Gemini 2.5 Flash | 高速・低コスト、汎用・大量タスク向け | $0.30(テキスト/画像/動画) / $1.00(音声) | $2.50 |
| Gemini 2.5 Flash-Lite | 最軽量・低遅延、コスト重視のシンプルタスク向け | $0.10(テキスト/画像/動画) / $0.30(音声) | $0.40 |
トークンと料金のポイント
- トークンとは: テキストの最小単位(例: 英語の単語、日本語の文字の塊など)。通常、日本語では「1000トークン」は「約500~700文字」に相当します。
- 入力 vs 出力: プロンプトとして入力するトークンよりも、モデルが生成して出力するトークンの方が、一般的に高価に設定されています。
- 無料枠: 開発者が試用しやすいように、多くのモデルに**無料利用枠(Free Tier)**が設定されています。この無料枠を超過した分から、上記の従量課金が発生します。
- マルチモーダル: 画像や動画、音声などを入力する場合、テキストのみの場合と異なる単価が適用されます。
料金シミュレーション(概算)
例として、Gemini 2.5 Flashで「500文字の質問を入力し、1,000文字の回答を得る」という処理を1回行った場合の料金の目安は以下のようになります。(1ドル=150円、1,000トークン=500文字で計算した場合)
| 項目 | トークン数(概算) | 単価(100万トークンあたり) | コスト(約) |
|---|---|---|---|
| 入力(質問) | 1,000トークン | $0.30 | 約 0.045 円 |
| 出力(回答) | 2,000トークン | $2.50 | 約 0.75 円 |
| 合計 | 約 0.795 円 / 回 |
ヒント: 具体的な用途や想定されるデータ量がお分かりでしたら、どのモデルが最適で、概算でいくらになるか、より詳細な試算をすることも可能です。