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PMF検証・最短テンプレ


SaaS向け PMF検証・最短テンプレ

PMF (Product Market Fit)

基本原則

  • 仮説は1つ

  • 作らずに検証

  • 「払う・使う・続ける」で判断


① 価値仮説(1行)

誰が/どの業務で/どんな成果が出るか

  • 例:
    「中小企業の経理担当は、◯◯作業を△%削減できるなら、月5,000円を支払う」

② LP+スモークテスト(需要・価格)

目的:本当に欲しいか

  • LP1枚+料金表示+事前登録

  • 100〜300クリック

合格ライン

  • CTA率 10%以上

  • 価格に関する否定が少ない

→ 低ければ「ターゲット・課題・訴求」を変更


③ コンシェルジュMVP(利用実態)

目的:実際に使われるか

  • 自動化せず手作業で提供

  • Slack / Notion / スプレッドシートで代替

合格ライン

  • 初回利用者の30%以上が2回目利用

  • 「なくなったら困る」が40%以上


④ デモ動画+有料β(支払い検証)

目的:お金を払う人がいるか

  • 1〜2分のデモ動画

  • 有料β/事前決済

合格ライン

  • 視聴者の5%以上が有料申込

  • キャンセル率が低い


⑤ UX・定着テスト(簡易)

目的:使い続けられるか

  • Figmaプロトタイプで5〜10人検証

見る指標

  • タスク完了率

  • 操作で詰まる箇所

  • 「明日から使いたいか」


SaaS用 最重要KPI(初期)

  • Activation:初回価値体験率

  • Retention:2回目利用率

  • WTP:実際に払ったか


最終判断ルール

  • 払う × 使う × 続ける
    → 3つが揃えばPMFに近い
    → 1つ欠けたら仮説を変えて再実験

一文まとめ

SaaSのPMFは「機能」ではなく「継続してお金を払う行動」で決まる

創業後に直面する壁

創業後に直面する壁を扉に変える7つのメソッド

創業後、事業が軌道に乗り始めると必ず「壁」に直面します。しかし、これらは障害ではなく**次のステージへ進むための「扉」**です。多くの起業家が経験する典型的な課題を乗り越え、成長に変えるための7つのメソッドを解説します。


1. 資金欠乏の壁を越える

【現状把握と先行指標の管理】

創業初期は売上が立つ前に資金が底をつく(デスバレー)恐怖があります。

  • メソッド: 「どんぶり勘定」を卒業し、資金繰り表(キャッシュフロー計算書)を徹底管理
  • アクション: 銀行残高ではなく「ランウェイ(あと何ヶ月生き残れるか)」を常に可視化し、資金が必要になる半年前から銀行交渉や資金調達を開始する先手必勝のリズムを作る

2. 売上(PMF)の壁を越える

【顧客の声への徹底的な適応(ピボット)】

「良いものを作ったのに売れない」というProduct-Market Fit未達成の状態です。

  • メソッド: 自社の仮説を捨て、顧客の事実に合わせる
  • アクション: 初期顧客のフィードバックをもとに商品やターゲットを柔軟に変更(ピボット)。「誰の、どんな痛みを解決しているか?」を再定義し、ニッチ市場で圧倒的No.1を取る戦略に切り替える

3. 人材・採用の壁を越える

【ミッション・ビジョンの言語化】

創業メンバー以外を採用すると「カルチャーに合わない」「すぐ辞める」問題が発生します。

  • メソッド: スキルではなく「価値観(バリュー)」で採用する
  • アクション: 「なぜやるのか(Mission)」「どうありたいか(Value)」を明文化。採用面接ではスキル確認より、ビジョンへの共感度を最優先する

4. 30人の壁(組織化)を越える

【属人化からの脱却と仕組み化】

社員数が10〜30名を超えると、社長が全員を見られなくなり組織崩壊が起きやすくなります。

  • メソッド: 「阿吽の呼吸」を禁止し、業務を標準化する
  • アクション: 社長しかできない仕事以外はすべてマニュアル化・ルール化。ミドルマネージャーを育成・採用し、社長が現場に出なくても回る組織図を構築する

5. 創業者自身の壁を越える

【権限委譲(デレゲーション)】

会社が成長しない最大の要因が「社長がプレイヤーとして優秀すぎること」で、社長自身がボトルネックになるケースです。

  • メソッド: 「任せる勇気」を持ち、60点の出来でも合格とする
  • アクション: 自分がやったほうが早い仕事でもあえて部下に任せる。失敗を許容し成功体験を積ませることで、自分は「経営(未来を作る仕事)」にリソースを集中させる

6. 競合・停滞の壁を越える

【独自の強み(Moat)の構築】

ある程度成功すると競合が模倣し始め、成長が鈍化します。

  • メソッド: 他社が簡単に真似できない「資産」を積み上げる
  • アクション: 単なる価格・機能競争から脱却。「熱狂的なファンコミュニティ」「蓄積データ」「特許や独自技術」「高い乗り換えコスト」など、一朝一夕ではコピーできない参入障壁(Moat)を意識的に構築する

Moat(モート)とは?

ウォーレン・バフェットが提唱した「競合が簡単に真似できない、永続的な競争優位性」のこと。城を守る堀のように、ライバルの侵入を防ぐ防御壁です。

代表的な4つのMoat:

  1. ネットワーク効果: 利用者が増えるほど価値が高まる(例:LINE、メルカリ)
  2. スイッチング・コスト: 他社への乗り換えが困難(例:Salesforce、iPhone)
  3. 無形資産: ブランド、特許、許認可(例:ディズニー、製薬会社の特許薬)
  4. コスト優位性: 構造的な低価格を実現(例:ニトリ、Amazon)

7. メンタルの壁を越える

【レジリエンス(回復力)と相談相手の確保】

孤独、プレッシャー、終わりのない決断により、創業者の心が折れそうになります。

  • メソッド: 「弱音を吐ける場所」を社外に持つ
  • アクション: 社員には言えない悩みを共有できる「メンター」や「起業家仲間」を作る。また、睡眠と運動を経営戦略の一部として捉え、脳のパフォーマンスを維持する自己管理を徹底する

了解です。超要約版にします。

社長の仕事

社長の仕事を一言で言うと、
**「会社が生き残り、成長し続ける状態をつくること」**です。

もう少し整理すると、次の5つに集約されます。


社長の5つの仕事

1. 方向を決める(意思決定)

  • 何をやるか/何をやらないかを決める

  • 誰を顧客にするか、どこで勝つかを選ぶ

  • 不確実な中で決断するのが社長の役割


2. お金を切らさない

  • 資金繰り・キャッシュフローの把握

  • 投資とコストの優先順位付け

  • 倒産しない状態を守るのは社長の責任


3. 人と組織をつくる

  • 採用・配置・評価の最終責任者

  • 価値観(ミッション・バリュー)を示す

  • 社長がいなくても回る組織を目指す


4. 仕組みをつくる

  • 属人化をやめ、再現できる形にする

  • 権限委譲し、自分はボトルネックにならない

  • 「頑張らなくても成果が出る構造」を作る


5. 未来に時間を使う

  • 中長期の戦略・次の成長の種を考える

  • 競合・市場・技術の変化を見る

  • 今日の売上より明日の勝ち方に集中


よくある誤解

  • ❌ 社長=一番働く人

  • ❌ 社長=何でもできる人

▶︎ 正解:社長=「決める人・任せる人」


一言まとめ

社長の仕事は「自分が頑張らなくても会社が伸びる状態をつくること」

以下に、創業期/成長期/拡大期で変わる「社長の仕事」一目で分かる形で整理します。


会社フェーズ別|社長の仕事の変化

① 創業期(0→1)

目的:生き残る・最初の勝ち筋を見つける

社長の主な仕事

  • 顧客に会い、課題を理解する

  • 商品・サービスを形にする(PMF探索)

  • 売上を自分で作る

  • 資金繰りの管理

  • 最初のメンバー採用

社長の役割

  • プレイヤー兼意思決定者

重要指標

  • 顧客の反応

  • 初回購入・継続利用

  • キャッシュ残高

やってはいけない

  • 完璧なプロダクト作り

  • 早すぎる仕組み化・分業


② 成長期(1→10)

目的:再現性のある成長を作る

社長の主な仕事

  • 勝ちパターンの言語化・仕組み化

  • 採用・育成(特にミドル層)

  • 権限委譲と組織設計

  • KPI設計・数字管理

  • 競合を意識した戦略設計

社長の役割

  • プレイヤー → マネージャー

重要指標

Calibre

Calibre(キャリバー)は、電子書籍の 管理・変換・編集・KDP用EPUB作成まで、一通りできる総合ツールです。初めて使う方向けに、基本〜KDP用の実務にまで使えるよう、分かりやすく整理して説明します。


Calibre の使い方(完全ガイド)

1. Calibre でできること

Calibre は以下の機能を一つのアプリで提供しています。

  • 📚 電子書籍ライブラリ管理

  • 🔁 ファイル形式の変換(Word → EPUB / PDF → EPUB など)

  • ✏️ 電子書籍のメタデータ編集(タイトル・著者名・表紙など)

  • 🛠 EPUB編集(構造調整、目次作成など)

  • 📱 Kindle端末への送信

KDP用EPUBを作るための無料ツールとしても最強です。


## 2. 基本操作:まずは書籍を登録する

① Calibre を起動 →「本を追加」ボタン

  • Word なら .docx

  • すでにEPUBなら .epub

  • PDFも取り込めます(ただし変換精度は低い)

📌 Word → EPUB が一番安定します。


## 3. メタデータを編集する(KDPで必須)

書籍を選択 → 上部の 「メタデータを編集」

ここで以下を設定できます:

  • 書名

  • 著者名(ペンネーム可)

  • 表紙画像(.jpg 推奨)

  • 出版社情報(任意)

  • 説明文・タグ類

📌 表紙は 2560×1600 px 推奨(KDP基準)。


## 4. ファイル形式を変換する(Word → EPUB など)

書籍を選択 → 「変換」ボタン

Kindle Create

Kindle Create(キンドル・クリエイト)は、原稿を かんたんに Kindle 本用のレイアウトへ変換できる無料ツール です。
初めての人でも「電子書籍らしい見た目」に整えられるのが特徴です。
ここでは、導入 → 基本操作 → 書き出し → ベストプラクティス まで一通りわかるように整理します。


📘 Kindle Create の使い方(完全ガイド)

1. Kindle Create とは?

  • Amazon公式の Kindle 書籍用レイアウトアプリ

  • Wordファイル(.docx)を読み込めば、
    見出し、自動目次、章区切り、画像レイアウトを整えてくれる

  • 最終的に .kpf(Kindle Publishing Format) で書き出し、KDPにアップロードして出版できる


2. インストール

  1. Amazon公式ページから Kindle Create をダウンロード

  2. Windows / Mac ともに対応

  3. 起動して 「新しいプロジェクトの作成」 を選ぶ


3. 原稿の準備(重要)

もっともスムーズに読み込ませるには、Word原稿を下記のように整えます:

❗必ず守るべきポイント

  • 原稿は .docx 形式にする(.doc や .pdf は不可)

  • 章タイトルは Word の 「見出し1」 を使う

  • 小見出しは 「見出し2」

  • 画像は Word に貼り付けておけば OK

  • ページ番号・ヘッダー・フッターは削除(Kindle では不要)


4. Kindle Create でプロジェクトを作成する

  1. Kindle Create を起動

ポジショニングマップ

ポジショニングマップ(Positioning Map)の使い方を、初心者でもすぐ実務に活かせるように、手順・例・注意点までまとめて解説します。


▼ ポジショニングマップとは

市場の中で、自社(あなたのサービス)が「どんな立ち位置にあるか」を2つの軸で可視化する図です。

例:
「価格(高い–低い)」×「品質(高い–低い)」
「スピード(早い–遅い)」×「専門性(高い–低い)」
など。

競合との差別化ポイントや未充足ニーズを見つけるために使います。


▼ 使い方ステップ(実務向け)

STEP1:市場(業界)を決める

例:
・飲食店
・転職エージェント
・ITコンサル
・美容サロン
など
→ まず「どの市場の中で差別化したいか」を定義します。


STEP2:重要な評価軸を2つ選ぶ

ポイントは以下:

✔ 選ぶ軸は「お客様が比較している基準」

  • 価格

  • 品質

  • スピード

  • 専門性

  • サポートの手厚さ

  • ブランド力

  • 独自性

  • 使いやすさ
    など

✔ NG:会社側の都合の軸

「技術力」「歴史」「社員数」など
→ お客様に見えにくい軸はやや弱い。


STEP3:縦軸・横軸を決めて座標を作る

例:
縦軸:価格(高い→低い)
横軸:スピード(早い→遅い)

※ 縦横の方向はどちらでもOK。
※ 真ん中は「平均域(業界の中心)」として扱うとわかりやすい。


STEP4:競合をプロットする(最重要)

ここをサボると意味が薄くなるので注意。

競合例:
・A社:高価格 × 高品質
・B社:低価格 × 普通品質
・C社:中価格 × 高スピード

※ 3〜7社くらいが扱いやすい。


STEP5:自社(あなたのサービス)を置く

競合と比較しながら、自社がどこに位置するかを置きます。

● 業界の「中央」に近い → 典型的な競合多数のポジション
● 四隅(独自ポジション)にいる → 差別化しやすい

ITコンサルティングPR


【Kindle販売ページ説明文(ロング版)】

IT導入がうまくいかない本当の理由——それは“技術”ではなく“本質”を誤解しているからです。

「IT投資をしても成果が出ない」
「DXが掛け声だけで終わる」
「社内でITの話がかみ合わない」

——もしあなたがこうした悩みを抱えているなら、本書がその突破口になります。

本書は、単なるツール紹介でも、ITの専門解説でもありません。
“ITコンサルティングとは何か” を本質から捉え直す実務書 です。

20年以上にわたり、
●基幹システム導入(2000年前後)
●クラウド普及(2010年代)
●DX・AI時代(2020年代)
と移り変わるIT潮流の中で企業支援を続けてきた経験から、
「成功する企業と失敗する企業の決定的な差」を体系化しました。


◆ 本書の特徴

1. 技術より“経営”を起点にする

ITコンサルティングはツール導入業務ではありません。
経営者が考えるべき意思決定構造、戦略的IT活用、組織課題を軸に解説します。

2. 実務で使えるフレームワークを多数収録

・IT戦略の立て方
・As-Is / To-Be分析
・業務フローの描き方
・システム化ロードマップ
・投資判断に必要な基準
—など、どの企業でも使える実務的な型を提示。

3. 初学者でも理解できる“図解中心の解説”

Kindle向けに最適化した図表を多数収録。
抽象的になりがちなテーマを、視覚的に理解できます。

4. 中小企業〜大企業まで幅広く使える

「ITリテラシーが高くない組織でも理解できる言語」で書いているため、
現場マネージャー、経営者、IT担当者など幅広い層に対応。


◆ 本書で得られるもの

✔ 経営とITの関係がわかる
✔ ITプロジェクトが失敗する構造が理解できる
✔ 外部コンサルの“使いどころ”がわかる
✔ 自社のIT課題を正しく整理できる
✔ DXを実行できる組織の作り方がわかる
✔ すぐ使えるテンプレート・フレームワークを獲得できる

「なぜ、ITがうまくいかないのか?」
その答えはすべて、本書にまとめました。


◆ こんな人におすすめ

・経営者、役員、事業責任者
・IT担当者、情シス
・コンサルタント(IT/業務/戦略)
・中小企業診断士、士業
・DX推進担当
・プロジェクトマネージャー

“ITで会社を前に進めたい人”すべてに役立つ一冊です。


◆ 目次(抜粋)

  • 序章:なぜ今、ITコンサルなのか

  • 第1章:ITコンサルティングの本質

  • 第2章:IT戦略の立て方

ITコンサルティングの本質


📘 ITコンサルティングの本質 ― 章立て(最適化版)


序章:なぜ今、ITコンサルティングの“本質”が問われているのか

(8,000〜12,000字)

  • IT投資が「導入」から「経営の中核」へ変わった背景

  • ツール導入だけでは成果が出ない構造的理由

  • 中小企業〜大企業で共通する“ITが使われない”問題

  • 本書が扱うテーマ:ITコンサルの価値とは何か

  • 本書で得られることと読み方のガイド


第1章:ITが経営の中枢に組み込まれる時代背景

(20,000〜30,000字)

  • DX・AI時代の経営課題

  • 経営戦略と業務プロセスとITの三位一体構造

  • IT投資が失敗する3つの根本原因

    • 課題の言語化不足

    • プロセス設計の不在

    • 社内推進力の欠如

  • 経営者と現場が抱える「認識ギャップ」

  • ITコンサルが果たすべき役割の原型


第2章:ITコンサルティングの本質 ― “仕組みをつくる伴走者”

(30,000〜35,000字)

  • ITコンサルは「システム導入屋」ではない

  • 経営課題の翻訳者としての役割

  • 仕組み化のコア:プロセス×人×IT

  • 問題発見と仮説思考のフレーム

  • ITコンサルが使う根本フレーム

    • As-Is / To-Be

    • 業務プロセスマップ

    • 要件定義の階層構造

    • KPIと業務の接続

  • “成果が出る”ITコンサルの共通点とは何か

  • クライアントの意思決定を支える技術


第3章:成果が出るITプロジェクトの実践プロセス

(35,000〜45,000字) ※本書の中心

  • プロジェクト全体像

    • 課題整理 → 要件定義 → 実装 → 運用定着
  • ステップ1:現状分析(As-Is)

    • ヒアリング設計

    • 業務フロー可視化

    • 課題の分類(プロセス / 人 / IT)

  • ステップ2:To-Be設計

    • 改善シナリオの作り方

    • 業務×ITの一致点を作る

  • ステップ3:IT要件定義

    • 機能要件/非機能要件

    • 優先順位の決め方

  • ステップ4:導入・評価

    • ベンダーとのコミュニケーション

    • 成果指標(KPI/OKR)の設計

  • ステップ5:運用定着(チェンジマネジメント)

    • 社員教育

    • 定着を妨げる心理抵抗

    • 社内運用を“続く仕組み”に変える

専門書の平均文字数

一般的に「専門書の平均文字数」は、分野やターゲット層、版型(A5/四六判/B5)でかなり変わりますが、出版実務の標準から次のような目安が使われます。


■ 専門書の平均文字数(目安)

● A5判(もっとも一般的な専門書サイズ)

  • 1ページあたり:約800〜1,000文字

  • 200〜300ページが主流
    合計:16万〜30万文字程度

もっともよくある専門書は 18万〜24万文字 の範囲が多いです。


● 四六判(読み物寄りの専門書・ビジネス書寄り)

  • 1ページ:約600〜900文字

  • 250ページ前後
    合計:15万〜20万文字


● B5判(図表が多い技術書・理系専門書)

  • 1ページ:400〜700文字(図版多めで減る)

  • 200〜300ページ
    合計:8万〜15万文字程度

図表が多い場合は 6万〜10万文字 に収まることもあります。


■ 分野ごとの傾向

分野 全体文字数の目安
ビジネス・経営の専門書 15〜22万文字
IT技術書(プログラミングなど) 8〜18万文字(図表多め)
医学・看護系 10〜18万文字(図版多)
心理学・社会科学 18〜28万文字
法律書 20〜35万文字(密度が高い)

■ ざっくりした結論

専門書の平均文字数は「約15万〜25万文字」
(ただしジャンル・版面でかなり変動)


✔ あなたの書きたい専門書のジャンルで「適正文字数の目安」
✔ 書籍構成(章立て+文字数配分)
✔ 1章あたりの推奨ボリューム

電子書籍の制作

「Calibre」「Reedsy」「Kindle Create」は、いずれも電子書籍の制作・編集・配布に関わるツールですが、役割と対象者が異なります。


1. Calibre(キャリバー)

多機能な電子書籍管理・変換ソフト(無料)

  • 主用途

    • 電子書籍の管理(ライブラリ化)

    • フォーマット変換(EPUB/MOBI/AZW3/PDFなど)

    • EPUBの細かな編集・メタデータ管理

  • 特徴

    • PCにインストールして使用(Windows / macOS / Linux)

    • 技術寄りで自由度が高い

  • 向いている人

👉「職人向けツール


2. Reedsy(リードジー)

オンライン完結の出版支援プラットフォーム(基本無料)

  • 主用途

    • 原稿執筆(Webエディタ)

    • EPUB/PDF書き出し

    • 表紙・編集者・校正者のマッチング

  • 特徴

    • ブラウザだけで完結、インストール不要

    • デザイン品質が高く、操作は直感的

  • 向いている人

    • 初心者〜中級者

    • デザインや体裁を考えずに書くことに集中したい人

👉「著者ファーストなクラウド型制作環境


3. Kindle Create(キンドル・クリエイト)

Amazon公式のKindle専用編集ツール(無料)

  • 主用途

    • Word/PDFからKindle用データを生成

    • 章・見出し・目次を簡単設定

  • 特徴

    • 出力はAmazon独自形式(KPF)

    • Kindle表示最適化に強い

  • 向いている人

    • Kindle出版だけを考えている人

    • KDP初心者

👉「Kindle特化の簡単制作ツール


4. 目的別ざっくり比較

観点 Calibre Reedsy Kindle Create
形式 デスクトップ Web デスクトップ
対応形式 非常に多い EPUB / PDF Kindle専用
自由度
簡単さ
KDP適性

一言まとめ

  • 自由度重視・技術派 → Calibre