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定型文

Espansoは、Mac、Windows、Linuxで利用できるオープンソースのテキスト拡張ツールです。頻繁に入力する単語、フレーズ、コードスニペットなどを短縮形に変換して入力の手間を省くことができます。

Espansoの基本的な使い方

  1. インストール: まず、Espansoを公式サイトからダウンロードしてインストールします。各OSごとのインストール手順に従ってください。

  2. 設定ファイルの場所: Espansoの設定ファイルは通常以下の場所にあります。

    • macOS: ~/Library/Application Support/espanso/match/
    • Windows: %APPDATA%\espanso\match\
    • Linux: ~/.config/espanso/match/

    このmatchディレクトリ内に、拡張ルールを定義するYAMLファイルを作成します。

  3. 基本的なルールの作成: matchディレクトリ内にdefault.yml(または任意の名前の.ymlファイル)を作成し、以下のように記述します。

    # default.yml
    matches:
      - trigger: ":date"
        replace: "{{DATE}}"
      - trigger: ":greet"
        replace: "こんにちは!"
      - trigger: ":email"
        replace: "your.email@example.com"
    
    • trigger: 短縮形(これを入力すると拡張されます)。通常はコロン : から始めるのが一般的です。
    • replace: triggerが入力されたときに置き換えられるテキストです。
    • {{DATE}}: Espansoが提供する組み込み変数で、現在の日付に自動的に置き換えられます。
  4. Espansoの再起動または再読み込み: 設定ファイルを変更したら、Espansoを再起動するか、トレイアイコンから「Reload Config」を選択して設定を再読み込みします。

  5. 使ってみる: テキストエディタやブラウザのテキストフィールドなどで、設定した:date:greetと入力してみてください。自動的に定義したテキストに置き換わるはずです。

より高度な使い方

  • シェルコマンドの実行: Espansoは、シェルコマンドの出力を挿入することもできます。

    matches:
      - trigger: ":ip"
        replace: "{{output}}"
        vars:
          - name: output
            type: shell
            params:
              cmd: "curl ifconfig.me"
    

    :ipと入力すると、外部IPアドレスが表示されます。

  • スクリプトの実行: Pythonなどのスクリプトを実行し、その出力を利用することも可能です。

  • フォームの作成: 複数の入力が必要な場合、フォームを作成して対話的に入力を促すことができます。

    matches:
      - trigger: ":todo"
        form: |
          What needs to be done?
          [[task]]
        replace: "- [ ] {{task}}"
    

    :todoと入力すると、入力プロンプトが表示されます。

長時間座り続ける

長時間座り続けることは、身体に様々な負担をかけることが指摘されています。

主な健康へのリスクとしては、以下のようなものがあります。

  1. 代謝の悪化と疾患リスクの増加:
    • 下肢の大きな筋肉が使われず、消費エネルギーや筋肉量が低下します。
    • 血流が悪くなり、血液中の糖代謝脂肪分解酵素の働きが悪くなることがあります。
    • これにより、肥満、高血圧、糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病のリスクが高まります。
    • さらに、心臓病、がん、脳血管疾患、認知症などの発症リスクも高まるとの研究結果があります。
  2. 身体の痛み:
    • 座位姿勢は立位姿勢よりもに大きな負担(椎間板内圧)がかかり、腰痛椎間板ヘルニアの原因になることがあります。
    • 肩や首の痛みにつながることもあります。
  3. 血流の滞りと血栓リスク:
    • 下半身の血流が滞りやすく、むくみの原因になります。
    • 特に血行不良が続くと、下肢の静脈内に血の塊(血栓)ができやすくなり、**肺塞栓症(エコノミークラス症候群)**のリスクを高める可能性があります。
  4. メンタルヘルスへの影響:
    • 座っている時間が長い人ほど、メンタルヘルスが悪い傾向にあるという調査結果もあります。

対策として重要とされていること:

  • 座りすぎないこと: 長時間の座位行動を頻繁に中断し、立ち上がったり動いたりする時間を持つことが推奨されています。
  • 「ブレイク」の導入: 研究では、長時間の座位行動を度々中断することで、血糖値、中性脂肪、血圧、疲労感などが改善されることがわかっています。
    • 効果的な目安として「30分に1回、3分程度」のブレイクが推奨されています。
  • 「運動不足」と「座りすぎ」は別の問題: 週末にまとめて運動するだけでは、長時間の座りすぎによる健康への悪影響や死亡リスクを低減することは難しいとされています。日頃から座りっぱなしの時間を減らす意識が大切です。

クレジットカード認証:2D vs 3D

クレジットカードの認証方法には、主に「2D認証」と「3Dセキュア(3D認証)」があります。

2D認証(従来の認証方法)

2D認証は、最も基本的なクレジットカード決済の認証方法です。主に以下の情報を使用します。

  • カード番号
  • 有効期限
  • セキュリティコード(CVC/CVV):カード裏面の署名欄にある3桁または4桁の数字。

これらの情報は、オンラインショッピングサイトなどで入力することで認証が行われます。

メリット:

  • 入力項目が少なく、手軽に決済できる。

デメリット:

  • カード情報が盗まれた場合、不正利用されるリスクがある。
  • なりすましに弱い。

3Dセキュア(3D認証)

3Dセキュアは、オンラインショッピングでのセキュリティを強化するための本人認証サービスです。Visaでは「Visa Secure(旧: Verified by Visa)」、Mastercardでは「Mastercard ID Check(旧: Mastercard SecureCode)」、JCBでは「J/Secure」、American Expressでは「SafeKey」などの名称で提供されています。

2D認証の情報に加えて、カード会社に事前に登録したパスワードやワンタイムパスワードなどを入力することで、より厳格な本人確認を行います。

3Dセキュアの主な認証方法:

  1. 事前に設定したパスワード: カード会社が提供するWebサイトで、自分でパスワードを登録し、決済時にそのパスワードを入力する方法。
  2. ワンタイムパスワード: 決済時に、登録済みの携帯電話やEメールアドレスにSMSやメールで送られてくる一度限り有効なパスワードを入力する方法。
  3. 生体認証: スマートフォンやPCの指紋認証や顔認証機能を利用して本人確認を行う方法。
  4. リスクベース認証: ユーザーのデバイス情報、IPアドレス、購入履歴などから不正利用のリスクを判断し、リスクが低いと判断された場合は追加認証なしで決済が完了する場合もあります。

3Dセキュアの仕組みの例:

  1. オンラインショップでクレジットカード情報を入力し、決済ボタンを押します。
  2. カード会社の認証画面に遷移します。
  3. 事前に設定したパスワードや、SMSで送られてきたワンタイムパスワードなどを入力します。
  4. 本人確認が成功すると、決済が完了します。

メリット:

  • セキュリティが大幅に向上し、不正利用のリスクが低減する。
  • 万が一カード情報が漏洩しても、パスワードがなければ不正利用されにくい。
  • 不正利用された場合の補償対象となりやすい。

デメリット:

  • 追加のパスワード入力が必要になるため、決済に手間がかかることがある。
  • 3Dセキュアに対応していないサイトでは利用できない。

まとめ

  • 2D認証:カード情報のみで認証する、基本的な方法。
  • 3Dセキュア:カード情報に加えて、パスワードなどで本人確認を行う、より安全な方法。

現在では、オンラインショッピングでのセキュリティ強化のため、3Dセキュアの利用が推奨されています。カード会社によっては、3Dセキュアの利用を必須としている場合もあります。